寝かしつけに悩んでいるママは多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ読んでほしいのが、ポリー・ムーア著の「賢い子は1歳までの眠りで決まる」という本。
本書をもとにネントレを実践したところ、生後2か月で寝かしつけが驚くほどラクになりました。
生後5か月の終わりには、昼寝も夜もセルフねんねができるようになり、寝かつけが不要に!
1歳半の今でも寝かしつけには全く困っていません。
ベビーベッドに連れて行ったら、グズることなく1人で寝てくれますよ。
本書のネントレは、効果的ですぐに取り入れやすいのが特徴です。
この記事では、「賢い子は1歳までの眠りで決まる」を読んでわかったことや、実践して感じたメリット・デメリットを紹介します。
- 今すぐにでもネントレを成功させたい方
- オススメのネントレ本を知りたい方
- 赤ちゃんにセルフねんねができるようになってほしい方
「賢い子は1歳までの眠りで決まる」を読んでわかったこと
著者は睡眠専門の神経科学者
「賢い子は1歳までの眠りで決まる」の著者であるポリー・ムーア博士は、睡眠専門の神経科学者です。
長年、睡眠を研究してきた博士ですが、いざ自分の子どもが生まれると今までの専門知識やトレーニングが全く役に立たず、わけもわからず大泣きする子どもに苦労したそうです。
そんな中で博士は、子どもが眠くなるタイミングに一定の生物学的睡眠リズムがあることに気づきます。
このリズムをもとに、子どもが眠くなる時間を割り出すと、簡単に昼寝や夜に寝る時間が予想できるようになったそうです。
この本では、このリズムにしたがって考えられた「NAPSメソッド」について書かれています。
赤ちゃんは起きてから90分後に眠くなる(NAPSメソッド)
ポリー・ムーア博士は、この本で「NAPSメソッド」を提唱しています。
「NAPSメソッド」とは、N(Note)、A(Add)、P(Play)、S(Sleep)の略です。
具体的には、赤ちゃんが起きた時間を記録し、90分後の時間を加える、赤ちゃんと一緒に遊び、90分が経つ少し前に寝かしつけをする、といった方法です。
とてもシンプルですよね。
本書には、90分が経つ少し前に赤ちゃんは眠りのサインを出す、と書いてあります。
眠りのサインの例はいくつか載っているのですが、息子の場合は「あくび」と「目をこする」ことでした。
眠りのサインが出たタイミングで寝かしつけを始めると(私の場合は抱っこかハイローチェアでユラユラ)、すぐに寝てくれたんです。
今までの長時間抱っこの寝かしつけはなんだったの〜!?と本当にびっくりしました。
また、本書では、月齢が上がるにつれて、赤ちゃんが起きている時間が90分の倍数ごとに増えていくと書いてあります。
大体生後4か月頃には、起きている時間が180分や270分になるそうです。
息子も生後5か月の頃には、180分起きていることが多くなりました。
本書は、月齢別の「NAPSメソッド」の使い方や睡眠パターンが書いてあるので、どの月齢からでも始められるようになっています。
よく眠る赤ちゃんほどぐずらない
よく眠った赤ちゃんは、ぐずったり、わけもわからず大泣きすることが少ないそうです。
大人も睡眠不足のときは、イライラしたり、気が短くなったりしますよね。
本書では、赤ちゃんも大人のそれと同じと書いてあります。
「NAPSメソッド」を使って、赤ちゃんが眠くなるタイミングで寝させてあげることで、赤ちゃんは十分な睡眠をとることができ、情緒が安定するそうです。
息子は「NAPSメソッド」で日中によく眠るようになると、ご機嫌でいることが多くなりました。
抱っこであやす必要もほとんどなかったので、抱っこ紐は数えるほどしか使っていないです。
たっぷり眠るようになった赤ちゃんは朝までぐっすり眠れるようになる
たっぷり眠るようになった赤ちゃんは眠りにつくことが気持ちがよいことだと覚えて、朝までぐっすり眠れるようになるそうです。
また、本書では、赤ちゃんの神経が発達して一人で眠れるようになる生後6か月頃にセルフねんねのトレーニングをするよう推奨しています。
「NAPSメソッド」を実践して赤ちゃんが眠りにつくことが気持ちいいことだと知っていれば、セルフねんねもそれほどハードルは高くないそうなんです。
我が家は生後5か月の終わり頃から、セルフねんねのトレーニング(本書には2種類書いてありますが、我が家は「赤ちゃんの様子を見ながら、泣かせたままにしておく方法」を選択。)を実践したところ、それほど苦労せずにセルフねんねをマスターすることができました。
10日ほどで昼も夜もセルフねんねができるようになりました。
泣いている時間は長くても15分ほどで、そこまで大きな負担ではありませんでした。
「NAPSメソッド」を実践して感じたメリット
シンプルなのでカンタンに取り入れられる
「NAPSメソッド」はとてもシンプルな方法なので、カンタンに取り入れることができます。
私は生後1か月の頃にジーナ式にチャレンジして挫折した経験があるんですが、その理由は、睡眠や授乳の時間が分単位で決まっているジーナ式のスケジュールに嫌気がさしてしまったからなんです。
常に時間に追われているようで私には合いませんでした。
「NAPSメソッド」は起きてから90分後に寝かしつけるだけなので、とってもシンプル。
取り入れてからすぐに効果を実感できるのもよかったポイントです♪
いつ眠るのかわかるようになると、生活がラクになる
赤ちゃんが次にいつ眠るのかわかるようになると、洗濯や家事などの予定が立てやすくなります。
「NAPSメソッド」を実践するまでは、自分の思い通りに物事を進められないことにストレスを感じていました。
溜まっていく家事を片付けられずに常にイライラしていました…。
それが、○分後に赤ちゃんが寝る、とわかるようになると、赤ちゃんが寝たら掃除しよう、料理を作ろう、と先々の予定が立てられるようになったんです。
ものすごく疲れているときも、あと○分だ、と思うと、赤ちゃんと笑顔で接することができました。
終わりの見えないワンオペ育児に疲弊していたので、「NAPSメソッド」を知ることができて本当によかったです。
「NAPSメソッド」を実践して感じたデメリット
起きている時間が短いうちは外出しにくい
月齢が低いうちは、起きている時間が90分、長くて180分なので、外出しにくいというデメリットがあります。
本書には、「赤ちゃんが起きている時間に外出しましょう」と書いてあるんですが、90分だと難しいですよね。
近所のスーパーに行くだけであれば90分もあれば事足りますが、大きめの商業施設に行くときや、友人とランチするときは時間が足りません。
○分後までに寝かせなければいけない!と急ぎ足で帰宅したことも何回かありました。
とはいえ、90分が過ぎて次のサイクルが始まってしまった場合でも、また90分後には眠りのサインを出して寝てくれることが多かったので、そこまで大きなデメリットではなかったです。
結論:「賢い子は1歳までの眠りで決まる」はカンタンで効果抜群!最強のネントレ本
私は「賢い子は1歳までの眠りで決まる」のメソッドを取り入れて、寝かしつけが本当にラクになりました。
この本に救われたと言っても過言ではありません!
カンタンな方法なのに、想像以上の効果がありました。
ぜひ一度お子さんを観察してみてください。
眠くなるタイミングが「NAPSメソッド」の90分周期に驚くほど当てはまるはずですよ。